舞台「一期一会」 について

一生に一度かもしれない心の交わりを意識しながら、心身を明日へ高めて生きる。中世のころから日本の死生観ともいえるこの意識が、伝統の文化を育んできました。
さらに武家社会の時代になってからも日本人は、この一期一会の精神を心と身体に刻んで鍛錬し生きる糧となる技を磨いてきました。武術はもとより、出雲阿国からはじまる舞踊も歌舞音曲も、そうした精神に支えられた日々の飽くなき精進があり、やがてそれらは日本独自の文化や伝統と言われる芸術まで昇華されながら、こんにちに至っています。
本企画は、それらの日本独自の文化と伝統芸術を欧米諸国の都市で上演し、和の優美さ、魂までを感化させる心身の奥深さ、立ち居振る舞いの優雅さ、それらを統合した神秘的な存在感を、まさに華麗な一期一会の異文化舞台として、その国の観客に提供するものです。
これにより日本の観光振興・地域活性化を図っていくことを目的としています。

日本の伝統美-芸能と生活文化を世界に発信

日本独自の文化と伝統芸術を欧米諸国の都市で上演し、和の優美さ、魂までを感化させる心身の奥深さ、立ち居振る舞いの優雅さ、それらを統合した神秘的な存在感を、まさに華麗な一期一会の異文化舞台として、その国の観客に提供するものです。

エントランス

『ジャパネスク・コミュニケーション』
舞台空間だけの和文化表現ではなく、ホール入口から日本の伝統文化に触れられるよう趣向を凝らします。

ステージ

『伝統芸能の素晴らしき公演』
本公演では日本舞踊、和太鼓、津軽三味線、華道、そして剣術芝居によるコラボレーションを行います。
全体を演劇的に構成。演者の代表作や本公演のために創作された演目を織り交ぜながらストーリー化して、新しい伝統芸能の舞台を提案します。
●『弧の会』による勇壮な踊り—-「はじめ式」「五陵の儚」
●和太鼓の演奏—和太鼓と日本舞踊の共演
●池坊華道と津軽三味線奏者『はなわ ちえ』による共演
●三味線・和太鼓・日本舞踊の共演
●剣術劇—-全体のストーリーテラーとなる役割と、日本の代表的な剣術を芝居仕立てで披露

【日本公演】

2011年5月6日(金) 開場17時 開演18時

7日(土) 開場11時 開演12時 / 開場16時 開演17時

紀伊國屋サザンシアター

東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2タカシマヤタイムズスクエア

チケット料金(全席指定・税込)

【前売】一般6,000円/小学生以下3,000円
【当日】一般6,500円/小学生以下3,500円
公演チラシはこちらからご覧ください。 

 

公演アルバムはこちらからご覧ください。

出演者・スタッフ

主催

一般社団法人 TSUMUGI JAPAN

企画・制作

  • 野田 晴美
  • 梨木 ナオミ

構成・総合演出

【一期一会】舞台出演者

日本舞踊集団 弧の会

各流派において日本舞踊の普及活動に力を注ぐ12人の男性日本舞踊家が、先人より継承される「日本舞踊」の素晴らしさを一人でも多くの方に伝えることが出来るよう1998 年に「弧の会」を結成。平成20 年度文化庁芸術祭において優秀賞受賞。

泉 徳保

市山 松扇

猿若 裕貴

西川 大樹

花柳 榮輔

藤間 勘護

藤間 章吾

藤間 仁凰

若柳 吉優人

若柳 里次朗

日本舞踊

五條 詠佳

五條流師範
日本大学芸術学部演劇学科日本舞踊コース卒業。(社)日本舞踊協会正会員。民俗芸能協会会員。舞踊作家協会会員。創価大学日本舞踊部講師。東京新聞主催全国舞踊コンクール文部大臣奨励賞受賞。(社)日本舞踊協会主催新春舞踊大会 大会賞・会長賞受賞。

芸妓

宴席において舞踊、唄、三味線、鳴物を供してお客様をもてなす仕事の婦女子のこと。古く東京では芸者(げいしゃ)、京都では芸妓(げいこ)さんと呼ばれ、明治以降、芸妓(げいぎ)と呼ばれるようになりました。

西川 ぎん子

NPO江戸芸能伝承保存会 西川流師範
優雅な女舞が評判を呼び赤坂を舞台に活躍した昭和の名妓。現在はNPO 江戸芸能伝承保存会の代表として江戸時代から続くお座敷芸の伝承と普及に力を注いでいる。著書『花柳界はこんなところでございます』は必見。

葭町 久松

藤間流師範
高度成長期の日本橋で400 人を超す芸妓衆の中心として花柳界を支えた葭町を代表する芸妓。現在もお座敷を務め、置屋のお母さんとしても後進を指導、葭町を支えている.

葭町 久和

藤間流
外資系証券会社OLから芸妓として華麗に転身。日本舞踊、お囃子と三味線に日々修練する。

和太鼓兄弟ユニットは・や・と

2001 年結成。兄弟ならではの息のあったパフォーマンスは全国各地や海外において高い評価を得ている。日本で行われたMLB 開幕戦オープニングセレモニーでの演奏や、メジャーアーティストのライブ音源を手掛けるなど各方面から注目を浴びている。

金刺 敬大

金刺 凌大

金刺 由大

津軽三味線

はなわちえ

17歳で津軽三味線全国大会史上最年少優勝。NYカーネギーホール、皇居内御前演奏、カンヌ国際広告祭等、国内外で音楽活動を展開。コロムビアMEよりメジャーデビュー。

華道池坊

草木の生命、風興を基とするを説き、花をいけることによって、悟りへ至ることができるいけばなの成立となりました。こうした先達の教えを守り伝えながら、過去から未来へつながる一筋の道を池坊は歩み続けています。

平井 紀之

池坊東京生成会准華督
NHK「趣味の園芸」主催、小唄扇よし和家元と生け花のコラボレーションで大阪の花博、札幌各地で公演。ドイツ、オーストリア、カナダ等で礼式とデモンストレーション。伝統文化の方々とコラボレーションする観せるアート生け花の確立。

森下 茂美

marieri
池坊東都橘会。「美芳」の名をいただく。引立教授資格。
池坊学院卒業後、ホテル、レストラン、各種イベントの花を活け込み、プロデュースを作家として活動。アレンジメント教室「マリエリ」主宰。

殺陣

舞台、映画などで披露される、俳優の肉体または武器を用いた格闘場面ならびに一連の動作のこと。時代劇においては日本刀を用いた剣戟場面を表すときに用いられる用語である。

阿部 光一朗

BE GLAD PRODUCE
俳優として舞台・映像などで活動。このような立派な舞台に立つことができ感謝の気持ちで一杯です。大変な時期ですが、元気な人は元気でいるのが一番だと思います。自分も含め、日本文化を見つめ直すことが皆様の何かいいきっかけになればと思います。

中村 孝

BE GLAD PRODUCE
山口県出身。1997 年に上京後、様々な俳優養成所・トレーニング場で学び、現在、映像・舞台の場で俳優として活動中。個人の俳優活動の他に、自身が脚本・演出・出演を務める劇団「UNIT」の主催も行っている。

成松 修

サムライプロモーション
舞台「SLASHOWCASE」「GUNS」、映画「スリーデイボーイズ」、TV「ジロチョー」等出演。

濱崎 晋丞

エレメンツ
NHK「龍馬伝」「坂の上の雲」映画「雷桜」CM「パテックス」になどに出演。5月16日~22日まで池袋KASSAI シアターで『スタント』という舞台にも出演。

居合い

日本刀を用い、諸作法を通して人格の涵養なども含めた自己修練。 座った状態で鞘から抜刀から納刀に至るまでの技術を、一つの独立した武道と成しているのは全世界でも日本のみで、非常に稀有なものである。

小林 和寿

芸能部ドリームキャリアサーチ
NHK「タイムスクープハンター第1・2話(5月 )」「坂ノ上の雲 第3部(12月)」に出演。まだまだ未熟者ですが、日本の復興の為、これから少しでも力になれればと思っています。役者として、日本人として・・・

尺八

辻本 好美

父の影響で16 歳から本格的に尺八を始める。東京藝術大学邦楽科尺八専攻卒業。イタリアアシッジ市日本文化祭招待演奏。島根県渓村八幡宮1700 年式年大祭奉納演奏。現在、ジャンルを問わず幅広く活動中。

【特別出演 東北地方伝統文化再興プロジェクト】中野七頭舞

岩手県岩泉町小本に伝わる郷土芸能。中野七頭舞保存会が被災地から駆けつけ、関東の有志と集結。東京で復興祈願を懸けて舞い踊りました。

 

舞台挨拶

司会

【ジャパネスク・コミュニケーション】 展示協力

着物

東京山喜株式会社 (リサイクルきものショップ『たんす屋』)
たんす屋は、「きものっていいよね」と思うことのあるすべての人を顧客と考え、「きものにまつわる一切の面倒を解決する事で、一人でも多くの方にきものある生活と感動を提供してゆきます」。我々のミッションは「きもので日本を元気にする」です。

盆栽

盆栽家 小林 國雄 (国際芸術家交流会)
日本を代表する盆栽家。国境を超え美意識を<道>に極めた作品は特に有名で、内閣総理大臣賞、文部大臣賞など数々受賞。「日本の伝統文化」を盆栽を通じて普及活動に務め、世界にその名を轟かせています。

染色

染色作家 奥田 祐斎 (国際芸術家交流会)
1200 年前の天皇の第一礼装である『黄櫨染(こうろぜん)』御袍は日本最高位の染で、太陽の光によって染色が変化する。その謎を見事解き明かして現代に再現、独自の染色技法『夢黄櫨染(ゆめこうろぜん)』を考案。パリルーブル美術館で展示し欧米人を感動させた天才染師。

日本画

NPO法人日本美術文化普及協会
心豊かに健全な暮らしを求める一般市民に対して、美術展覧会や美術講演会を開催し、伝統的な日本美術文化の啓発と普及を目的とします。また、子供たちの情操教育も担いながら社会に広く貢献していきます。国際交流を推進し、美術、芸術文化の大衆的な発展に寄与していきます。

折り紙

御茶ノ水 おりがみ会館
折り紙教室や国内・外を問わず、和紙文化を伝える数々のイベントを企画・運営を行い、長年に亘って蓄積されてきた紙文化の歴史と、世界中のおりがみ作家の作品を展示し、折り紙を含む紙文化の振興の為に日々努めております。

柿木原 こう
生田流箏曲
東京都出身 5歳より箏を学ぶ。2006 年東京藝術大学卒業。同年ミニアルバム『言葉にできない』箏弾き歌いでソロCDデビュー。2011年4月1日itunesより『サクラサクラ』を発売。レコーディング参加他、幅広く活動中。

藝術福祉振興機構 グレイス・ソサエティ

N響をはじめ国際的トッププロアーチストによるNPO 団体。芸術の香りのする街づくりをモットーに政策提言、マニフェスト制作を行っている。

東北地方伝統文化再興プロジェクト

スタッフ

演出補佐

  • 宮嶋 眞雄

舞台監督

  • 滝 善光

照明

  • 原 昌男

音響

  • 宮崎 裕之(predawn)

着付

  • 石井 美恵子
  • 赤井 英子

床山

  • 永井 忠久

殺陣指導

後見

  • 猿若 裕三
  • 藤間 豊彦

写真撮影

宣伝美術

  • 森下彰

ホームページ制作

【スペシャルサンクス】